掲載 2013/06/10 ⇒ウミウシの仲間 裸鰓目 ドーリス下目以外
長い間不明種としていましたが、中野理枝さんがネットからダウンロードする電子ウミウシ図鑑のβ版を発刊して、その図鑑が役に立ち同定できました。
『ベータ版 日本のウミウシ 』 中野理枝 2013年 Version 1.0に掲載の写真は体色が緑で、ボクの写真とは受ける印象がだいぶ違いますが、解説によると「体地色は緑、褐色、黄緑色を帯びた白色などさまざま」とあって、この写真の色でもトゲミノウミウシの範疇に入ります。
また背中の中央線に並ぶ眼状斑は白のタイプで、そのほかの特徴は上記図鑑の解説の通りなので、この種に間違いないと確信。
名前が分かってみれば、『沖縄のウミウシ−沖縄島から八重山諸島まで−』 小野篤司 （2004年初版 ラトルズ） にも、『INDO-PACIFIC NUDIBRANCHS AND SEA SLUGS』 Terrence M. Gosliner、David W. Behrens、Angel Valdes (2008年 Sea Challengers Natural History Books and The California Academy of Sience)にも掲載されているのに、それと気が付かないで見逃していたのでした。
なお、Weｂのウミウシ図鑑.comには、石垣潜水堂さんが竹富島で撮影したボクの写真と全く同じタイプの写真が掲載されています。
追記 2020/04/23 属名、種少名がBaeolidia nodosaから変更になったので修正しました。
