和名  学名
裸鰓目 Nudibranchia
ホクヨウウミウシ科 Tritoniidae
ミドリハナガサウミウシ属 Marionia
ミナミホクヨウウミウシ Marionia sp.

撮影 2003/07/06 フィリピン リロアン
                     ⇒ウミウシの仲間 裸鰓目 ドーリス下目以外

 これは・・・、ウミウシ好きを自認してはばからない自分ではありますが・・・正直に言って、これは好きとは言いにくい。

 その突起がなんだか毛虫っぽい感じがして・・・我が家の庭の椿の木に夏に何度も発生するチャドクガの幼虫(つまりケムシ)に何度もやられているもので・・・ついそれを連想してしまって・・・本当はゼンゼン似ていないんですが・・・ このウミウシにやられるわけではないのに・・・どうしても歯切れが悪くなってしまいます。

 Dr. RudmanのSea Slug Forumに2005/10/04現在で類似の個体がTritoniid sp. 3 として掲載されています。

追記 2010/11/10 「Nudibranchs of the World」 (2006年 IKAN-Unterwasserarchiv) 296ページに全く同じ色柄の個体がMarionia sp.として掲載されているので、属名を変更しました。

追記 2016/01/20 Terrence M. Gosliner、David W. Behrens、Angel Valdes (2008年 Sea Challengers Natural History Books and The California Academy of Sience)に掲載されている M. arborescens と一致すると判断しました。

追記 2021/06/20 他のウミウシを調べている際に、このウミウシはM. arborescensではなくて学名がなく、その一方で和名が付けられているのを知りました。