掲載 2014/08/04 ⇒スズメダイの仲間
『スズメダイ』 加藤昌一 （2011年初版 誠文堂新光社）には「日本では稀」とされています。『日本の海水魚』 山渓ハンディ図鑑13 瀬能宏/吉野雄輔 （2008年初版 山と渓谷社）でも「日本では稀種」とコメントが。
アパート探しのついでにダイビングしてそんな珍しい魚を写真に収めちゃうというのは、そうとう怪しい。ほとんどありえない。
しかし、『日本産魚類検索 全種の同定』 第三版 中坊徹次編 （2013年初版 東海大学出版会）でたどっていくと、鰓蓋上方の黒色斑が胸鰭基底の黒色斑より小さいことで近似の黒リボンスズメダイではなくてリボンスズメダイかヤノリボンスズメダイのどちらかになります。
さらに、前者は尾鰭中央と背鰭後端が黄色であり、後者は灰色であるので、どうしてもヤノリボンスズメダイに行き着いてしまいます。
ウーン、それでも怪しい。怪しいけどウレシイ。
