和名  学名
十脚目 Decapoda
オウギガニ科 Xanthidae
ウモレオウギガニ属 Zosimus
ウモレオウギガニ Zosimus aeneus

撮影 2006/12/07 インドネシア バリ島
掲載 2011/10/11          ⇒カニの仲間

 甲羅の形からしてオウギガニ科であることは確実ですが、そこから先が難しい。

 オウギガニ、ムツハオウギガニ、コオウギガニ・・・皆小さくて同じような形で色に変異が多く前縁の歯の数が微妙に違ったりとか、はさみ脚のコブとか指の色とかのちょっとした違いなので、写真ではなかなか判定が付きません。

 と散々悩んで結論が出ずにいったん保留し、後日改めて図鑑をパラパラやったらアリマシタ。「沖縄海中生物図鑑 7 甲殻類(カニ)」 海中公園センター (1988年初版新星図書出版)の157ページにウモレオウギガニとして掲載されていました。

 念のために他の図鑑を調べたら、「原色日本大型甲殻類図鑑 U」 三宅貞祥 (1983年初版 保育社)にも、「海の甲殻類 」 峯水亮/武田正倫/奥野淳児 (2002年初版2刷 文一総合出版)にもデカデカと掲載されていました。

 なんだー、あちこちに出てるじゃん・・・はじめに考えていた種類とはまったくの別物。 アー、眼が曇っていたナー。

 悩んだときはいったん時間を空けて新鮮な気分で調べなおすことも必要だと痛感させられたカニさんでした。