和名  学名
十脚目 Decapoda
ワタリガニ科 Portunidae
ガザミ属 Portunus
ケンガザミ Portunus bidens

撮影 2006/11/09 パラオ  2006/01/15 インドネシア バリ島
掲載 2011/07/12          ⇒カニの仲間リスト

 この写真では分かりにくいのですが、甲羅の左右にものすごく鋭い棘が突き出しています。ダイバーのグローブなんて軽く突き破って中の肉をえぐりそう。

 外敵からわが身を守るための武器のひとつなんでしょうが、実際、エビ・カニ好きのタコなどはこれを食するときにどう対処するんでしょう?まさか、この棘が嫌で襲わないなんてことはないだろうし…でも、あのやわらかい、歯らしい歯もないタコは噛み砕くこともできないだろうし…もしかして血だらけになりながら食べたりして…そんなことするはずがないか…気になるなー

 ア!そうだ!
 タコは器用だから、全体を飲み込むんじゃなくて、トゲに触らないように押さえつけておいて、殻をむいて肉だけ食べるんだ!きっとそうに違いない!

追記 2011/07/12 より鮮明な写真が撮れたので差替えました。この写真でははさみ脚の掌部の末端に1棘あって、ケンガザミであることが確認できます。