和名 | 学名 | |
目 | 十脚目 | Decapoda |
科 | ワタリガニ科 | Portunidae |
属 | メナガガザミ属 | Podophthalmus |
種 | ヒメメナガガザミ | Podophthalmus nacreus |
撮影 2006/01/11 インドネシア バリ島
掲載 2010/12/02 ⇒カニの仲間
砂泥低にもぐって眼だけ出していたことや眼柄の長さからしてメナガガザミ属であることは確かですが、メナガガザミとは明らかに違います。また、コウガイメナガガザミのように眼の下に翼状のふくらみがあるわけではないので、これも違います。
あと、「原色日本大型甲殻類図鑑 U」 三宅貞祥 (1983年初版 保育社)に記載されているのはヒメメナガガザミだけ。ヒメメナガガザミは淡褐色で、はさみ脚に暗褐色の斑紋が散在するそうで、この被写体の体色は○ですが、はさみ脚に砂がかぶっていて“暗褐色の斑紋”は確認しがたい状態です。写真はもう1枚あるのですが、そっちはもっと砂がかかっていて全然分からず。
完全に一致していると確認できるわけではありませんが、でもまあ、消去法でいくとヒメメナガガザミとなります。
(ただし、場所がバリ島なので、同属の他の種類の可能性もないとはいえません。)
写真では大きそうに見えますが、実際は3cmあるかないかの小さいカニでした。