和名 | 学名 | |
目 | スズキ目 | Perciformes |
科 | イソギンポ科 | Blenniidae |
属 | カエルウオ属 | Istiblennius |
種 | カエルウオ | Istiblennius enosimae |
撮影 2008/06/06 沖縄県 石垣島 2005/10/10 沖縄県 石垣島
掲載 2012/11/03 ⇒イソギンポの仲間
干潮のときに陸に顔を出すサンゴ礁原のタイドプールには沢山のギンポの仲間たちがたむろしていますが、いざ近づいて眺めようとすると、これが相当難事です。
のんびりした顔の割にはしっかりと警戒心を持っていて、一定の距離(2〜4mか)以内に接近すると一斉に逃避行動に出て、あるものは穴の中に、あるものは底の岩影に隠れ、逃げ場がなくて切羽詰ったものは水面をピョンピョン飛び跳ねて他のもっと遠いタイドプールに行ってしまいます。
でもタイドプールの際に腰を下ろして、岩になったつもりで20分ほどジーッとしていると、隠れていたものたちの一部がソーっと顔を出して、あたりの様子を窺い危険がないかを確かめようとしはじめます。
それでもジーッと10分ほど岩になっていると、まず一匹(たぶん勇気があるか気が短い個体)がヒョイと姿を現し、更に10分ほどそのまま動かずに待っていると危険が去ったと見なすのか、ワラワラと出てきて普段ののんびりリラックスした雰囲気でくつろぎはじめます。
この経緯の後は少し体を動かしても大丈夫で、こっちも冷たいものでも飲みながらくつろいでじっくり彼らを眺めることができます。
と、書きましたが、わざわざこんなに時間をかけてギンポを眺めにいく物好きの暇人なんて、地球上に2〜3人いるかどうかでしょう。いや、ボク一人だけかも…ハハハ;
ところで、この写真は米原ビーチで水浴びした際に水深90cmで撮ったものです。
追記 2012/11/03 アップの写真が撮れたので差し替えました。