和名 | 学名 | |
目 | スズキ目 | Perciformes |
科 | ハゼ科 | Gobiidae |
属 | 不明 | Gobius |
種 | なし | Gobius bontii |
撮影 2006/01/15 インドネシア バリ島
掲載 2011/01/16 ⇒ハゼの仲間
「Indonesian Reef Fishes」 Rudie H Kuiter, Takamasa Tonozukaで同じ魚を見つけた(679ページ)ところ、学名がDrombus bontiiとなっているのをDrombusとしてAcentrogobiusに訂正してあります。
この図鑑は古本ではなく新書で購入したので、訂正は自分でしたはずなのに全然覚えていない…
で、念のためにFishBeseで検索してみたところ、今度はDrombus bontiiもAcentrogobius bontiiもシノニムとされていて正しいのはGobius bontii とされています。アレレレ??? Gobius属はもともとは広く使われた属名で、現今の分類学では地中海あたりに生息する種が属するはずなのに… ちなみに 「日本産 魚類検索 全種の同定」 や 「決定版 日本のハゼ」 にはGobius属の種は掲載されていません。
というわけで更に確認するべくWorld Register of Marine Species (WoRMS)で検索したところ、こちらのValid
nameはAcentrogobius bontiiでした。
Gobius属は考えにくいし、Drombus属はネット検索したすべての機関でシノニムとしているところから、若干疑問を抱きつつ属名としてAcentrogobiusを採用しました。 ウーン、本当の本当は何属なのかなー。
なお、この写真はナイトダイビングで撮影したもので、どういう理由かは分かりませんが上半身の一部が砂の中に埋もれています。
追記 2018/05/16 本日、7年ぶりにWoRMSで検索したところFishBeseに合わせてGobius bontii となっていました。これで1件落着。しかしながら、どこに分類して良いか分からない魚をとりあえずGobius と付けたという歴史があるらしいので、いつかまたどんでん返しがあるかもしれません。