和名  学名
スズキ目 Perciformes
ハタ科 Serranidae
ユカタハタ属 Cephalopholis
ヤミハタ Cephalopholis boenak

撮影 2006/12/07 インドネシア バリ島
掲載 2011/10/27          ⇒ハタの仲間

 キャベツの葉のようなサンゴの隙間から顔をのぞかせていたこの魚。唇に下からまっすぐ上に向かって延びる白線が鮮やかです。その白線の故かどことなくふてぶてしい表情に見受けられます。

 あるいは夏祭り、子供たちが鼻筋にひくおしろいのようでもあります。子どもの顔には見えないけど。

 この1枚を撮っただけでこの姿勢のままサンゴの奥に引っ込んでしまいました。手がかり不足で種類が分からずに難儀しましたが、あるとき他の魚を調べるのに「日本の海水魚」  山渓カラー名鑑 岡村 収/尼岡 邦夫 (2001年第3版第1刷 山と渓谷社) をパラパラめくっていたら、264ページに同じような白線が1本通っている魚が眼に入りました。チョッとふてぶてしい顔つきもまさにドンピシャ。

 でも図鑑の写真は体に白と茶の横縞が交互に沢山入っています。ウーン。

 そこで魚類写真資料データベースをチェックしたところ、8枚掲載されている中の2枚は濃色タイプとでも言うのでしょうか、茶と濃茶の横縞が交互に入っています。頭部はほとんど濃茶一色。これです、分かりました。

 って、改めて自分が掲載した当HPのヤミハタを見たら、ナンテコッタ、同じ濃色タイプじゃないか!