Loetz-1 花瓶
高さ約15cm、直径約8cm 制作年代 1900年前後

 ボヘミアングラスの産地として有名なボヘミア地方のガラス工房が、ティファニーの作品からヒントを得て、アール・ヌーボー作品を製作しました。

 コバルト・パピヨン(コバルト色の、小さい粒状のガラスを圧しこんで作った蝶の斑点模様に似た独自の様式)の作品です。

 Loetzは1889年パリ万博でグランプリ受賞するなど当時のボヘミアングラス工房としては一流だったようですが、日本ではガレ、ドーム、ティファニーに比べると人気度は格段に低い、というよりも一部のマニア以外にはほとんど知られていません。ただし私はもともと好きなアールヌーボーグラスの中でもLoetzの作品を特に好んでいます。

 USのインターネットショップで購入。