和名 | 学名 | |
目 | 無楯目 | Anaspidea |
科 | アメフラシ科 | Aplysiidae |
属 | なし | Syphonota |
種 | クサモチアメフラシ | Syphonota geographica |
撮影 2004/11/14 インドネシア バリ島
掲載 2007/08/19 ⇒ウミウシの仲間 無楯目
すごいスピードで目の前を横切っていきました。かなり大型で水中目視15cmはあったと思います。こんなに大きくて個性的というか、デザインのヒントになりそうな模様の持ち主なのに種類が同定できないなんて・・・
ちょっと見はアメフラシの仲間のように見えるんですけど。でも後端のまっすぐに突き出た尻尾のようなものはウミウシで見たことがないし・・・
“もしかしたらウミウシじゃあないのかなー”とまで悩んでしまうほど、さんざん調べまわったのにすべては無駄な努力だった。一応ウミウシの一種ということしておくけど、ウーン残念。
追記 2009年10月13日 新規購入した洋書のウミウシ図鑑(Nudibranchs Encyclopedia)をパラパラめくっていたらあった!Syphonota geographica という学名。
念のために「沖縄のウミウシ」で学名を引いたら、「アレ? Syphonota geographicaが載ってるジャン!」。クサモチアメフラシという和名がついています。ボクが見たのは大きかったのに、こっちは6mmという小ささ。写真も似ても似つかない。
で、最後の頼り、Sea Slug Forumで検索したら、Syphonota geographicaのバリエーションにボクの写真とまったく同じ柄の個体がありました。
以上の経緯で学名が判明!うれしー!
小野にいにいのHPで図鑑の修正リストを確認したけれど、Syphonota geographicaは修正されていません。今度行ったら教えてあげよう。でもそれまでに忘れちゃうな。
追記 2014/02/23 『ベータ版 日本のウミウシ』 中野理枝 (2013年 Version 1.0)をチェックしたら、やっぱりクサモチアメフラシでした。ボクの写真と同柄の掲載写真は15mmで、「100mmに達する」とあります。小野にいにいは正しかった・・・ボクは・・・無知で傲慢な愚か者でした。