和名  学名
トゲウオ目 Gasterosteiformes
ヨウジウオ科 Syngnathidae
タツノオトシゴ属 Hippocampus
なし(ピグミーシーホース) Hippocampus bargibanti

英名 Pygmy Seahorse

撮影 2008/06/10 沖縄県 西表島   2006/03/06 パプアニューギニア ロロアタ
掲載 2012/07/27           ⇒トゲウオの仲間

 マクロ派のダイバーには常時高い人気を誇るピグミーシーホースです。

 このときまでに2回チャンスがあったのですが、その2回は結局出遭いに失敗してしまい残念な思いをズーっと引きずっていました。

 そして3度目の正直、ここロロアタでついに対面がかなったのです。

 このときの1本は完全にピグミー狙いで、ガイドが「水深30mのポイントなのでデコを出さないように注意が必要です。まず私が言って探すので、見つかるまで少し浅い場所で待っていてください。見つかったら合図するので私のところまで降りてきてください。ゲストは5人なので、一人づつ順番に見ます。写真を撮らない人が先です。写真は3人ですね。観察する場所は不安定ですが絶対サンゴやヤギに触れないように注意してください。ピグミーシーホースは光を嫌うので写真を撮るとストロボを嫌がって後ろ向きになります。でも無理にこっちに向かせようとしてはいけません。私が合図するまでは向きを変えるのを待っていても良いですが、合図したら良い写真が取れなくても必ずすぐに次の人と交代してください。分かりましたね。それではグッドラック。」といった感じの内容だと思うのですが英語でブリーフィングして潜行開始。

 4人のグループとボク一人だったので、自動的にボクの順番は最後。順番が来たときはそれまでに何度もストロボを浴びていたのでピグミーちゃんは完全後ろ向き。しばらく待っていたら向きを変え始めたのですが、その動きがチョースロー。斜め後ろ向きになったところで、“とりあえず後ろ向きでも何でも1枚撮っておこう”とパシャ。もう少し待ったところでガイドが背中をツンツンと押します。そこでほぼ横向きになっていたので2回目かつ最後のパシャ。気持ちが焦っているとこんな写真しか撮れないんですね。ほんとなら、もっと大きくピントももっと合わせられたはずなのに。トホホ。

 とても慌しい対面で、このヤギにはもう一匹いたのですが、そっちを見る時間の余裕は全くありませんでした。

追記 2012/07/27 その後何回かピグミーシーホースにトライして、自分としては満足のいく写真が西表で撮れたので差替えました。