和名  学名
アミ目 Mysida
アミ科 Mysidae
不明 Idiomysis
ヒメオオメアミ Idiomysis japonica

撮影 2009/04/10 沖縄県 石垣島
掲載 2013/09/28          ⇒甲殻類(その他)の仲間

 つ、つ、ついに撮ることができました!

 岩のくぼみなどに小さな群れを作っています。水中目視で3〜4oといったところ。とても小さい。

 しかもあっちにブンブン、こっちにブンブン。小蠅とか蚊トンボとそっくりな動きで、先の予測ができない。

 これを見つけるたびに、何とか写真に撮りたくて、ボクのカメラもあっちにブンブンこっちにブンブン。いくら追いかけても撮れません。

 悪戦苦闘を繰り返し、その都度惨敗を喫していました。苦節1年。

 それが、この日、何のまぐれか、ピントぴったりの1枚が! ハ〜、努力しても報われないことは多い。しかし努力しなければ決して報われない。という人生訓を得た1枚でした。(老境にある今、こんな人生訓を得ても、ダイビング写真撮影以外で努力するつもりはありません。)

 色柄は変異に富みます。

 ネットで見る限り日本ではすべてヒメオオメアミとしていますが、『World Atlas of Marine Faunna』 Rudie H Kuiter、Helmut Debelius (2009年 IKAN-Unterwasserarchiv)では「アミ目は種類が多いけれどその多くは記載されていない。オーストラリアの南岸では約90種類がいると推測される。」とあるので、それならば沖縄でも多くの種類がいると考えられます。したがって、ひとくくりにヒメオオメアミとしているけれど実際は別種かもしれません。