撮影　2006/01/12　インドネシア　バリ島
掲載　2010/12/19　　　　　　　　　　　　　　　　　⇒ハゼの仲間

　ガイドしてもらったＤｉｖｅ＆Ｄｉｖｅｓの山田さんが「まだ世界で３人しか見たことのないハゼを見に行きましょう」と言って、ＰＪというポイントから少しはなれた海岸の２８ｍの砂泥斜面に連れて行ってくれました。

　新しいダイビングポイントのリサーチをしていて見つけた未記載種で全長1.5cmくらい。たぶんベニハゼ属だと思います。当時、どこかの学者さんに調査依頼中で、ゲストに見せたのはほんの数人なのだと言っていました。

　当時のコンデジでは泳いでいる小さな魚を撮るのは難しく、さらに、着底すると砂泥が崩れてしまうので自分も中性浮力を取りながら体を浮かしての撮影だったこともあり、ずいぶん努力したのに掲載した写真が（これでも）ベストです。

　1年後にバリ島に行った際に同じポイントに再度連れて行ってもらったら、すっかり地形が変わってしまっていて、この魚は影も形も見えなくなっていました。