和名  学名
スズキ目 Perciformes
アイゴ科 Siganidae
アイゴ属 Siganus
セダカハナアイゴ 学名なし

撮影 2006/07/17 沖縄県 座間味島
掲載 2011/05/11                  ⇒アイゴの仲間

 時々あるけれど、学名がないのに標準和名だけあるという現象は、シロウトのボクには不可解です。標準和名はきちんと大学や学術誌に論文を書いて認定されると理解しているんだけど、それだったら、そのときに学名を付けるんじゃあないのかしら。和名よりも学名の方が研究者には重要だと思うんだけどナー。

 でその疑問を解決するべくウェブで検索したらウィキペディアに分かりやすく書かれていました。

 「〜 種の学名と一対一となるように調整した和名を、標準和名と呼ぶ。標準和名は日本国内の範囲では、学名に準じて扱われている。ただし、命名規約等はなく、それぞれの分野で研究者同士のやりとりの中で決まっている。鳥類や哺乳類のように、全世界の種に標準和名が設定されている分野もある。しかし、多くの生物の分類群では日本にいない種の和名は存在しない。また、日本に分布していても専門家以外に注目されることのまれな分類群では、和名を与えられていない種がむしろ普通である。

和名をつける機会としては、図鑑を作るときに和名を与える場合や、新種記載をするときに、日本語の記載文に和名を添える場合などがある。日本に分布する種に最初から和名をつけるかどうかは、分野ごとの慣行である。 〜」

 なるほど、新種記載しなくても和名が付いちゃうケースがあるんだー。納得。